盗聴器、盗撮器の種類について

テープレコーダー、デジタル録音機、ビデオカメラなど、いわゆる録音機と言われる物を、タイマー、音声、センサーなどで自動録音にして、話された内容などを後で盗み聞きすることが出来る物。携帯電話を自動応答にし、着信音を消し、その他の設定をすることで、他の場所から様子を聞くことができる方法。その他に、コンクリートマイクや望遠集音マイクなどを使用する場合もあります。

一般の方々は、盗聴器というと小さいマッチ箱のような物を、想像するかもしれませんが、盗聴器と思われない物も盗聴器として使用されます。

CHECK1

コンセント型

壁のコンセント・三角タップ型
(電源が絶えず供給されますので半永久的に送信されます)

CHECK2

電卓・リモコン・ボールペン型

計算機やテレビのリモコンなど
(電池から電源が供給されます)

CHECK3

家電内蔵型

贈り物などの電気製品に仕込みます
(コンセントを差し込んだ途端に電源が供給されます)

CHECK4

飾り内蔵型

置物や飾り物
(容量が大きい電池が入れられます)

CHECK5

特殊

天井裏の電話線や外部の電話ローゼット
(電源がありますので半永久的に送信します)

CHECK6

コンクリートマイク

数十センチのコンクリート壁を通して音を拾える代物で、本来の使用目的は水道管や壁に埋設されている配管の点検に使います。

CHECK7

コードレス電話

これ自体は盗聴器ではありませんが、子機と親機を繋いでいるのは電波である為、広帯域受信機で聞くことができてしまいます。メーカーは対策として秘話装置付きとして出荷していますが、受信機側も対策されています。

CHECK8

発光ダイオード

電気製品のパイロットランプや懐中電灯の豆電球の代わりに使われている物です。1秒間に数千回の点滅を繰り返している事です、情報伝達で身近なのはテレビのリモコンです。通信距離については障害物があれば役に立ちませんが、発光ダイオードが発する光は赤外線ですから目では見えませんし、電波を発しませんから発見器も反応しません。目に見える向いのマンションなどでは危険な盗聴器です。
(但し、現在は実用化されてはいませんが研究はされていると聞いています)

CHECK9

無線LAN

これもコードレス電話と同じで盗聴器ではありませんが、無線には変わりなく、障害物を通り抜け数十メートルも飛んでいます。電波ですのでアンテナを用意すれば受信できます。セキュリティ対策の設定をしていなければ、「私のパソコンの中をどうぞ見て下さい」言っているようなものです。

CHECK10

ベビーモニター

お母さんが別室いる赤ちゃんの様子を聞く物です。受信機を持って家の近くまで行けば家族の会話は筒抜けです。内容によっては恐喝のネタや空き巣のきっかけになりかねません、障害物がないところならば、100メートルも電波は飛んでいます。

CHECK11

リサイクル品

リサイクル店が増えています、安くて良い物も一杯有ります。ですが、電源を必要な物は注意が必要です。電化製品は全て盗聴器・盗撮器を仕掛けられます。元々の持ち主は盗聴器が仕掛けられているとは知らず、店もそんなことは知らず(修理が必要であれば分解しますので気が付くかもしれませんが)販売し、あなたの元に渡るのです。機械を仕掛けた人間は、あなたの元に行ったのはしりませんから良いのですが、問題は盗聴マニアと言われる人達です。彼らは絶えず電波を追い求めて受信機を作動させ、電波が引っかかるのを待ち、一度引っかかれば発信源をじっくりと探すのです。

CHECK12

携帯電話(デジタル盗聴器)

電波発信式盗聴器の欠点は100メートル内外まで接近しなければ聞けないという事です。それを解決したのが(しなくても良かったのですが)、携帯電話なのです。盗聴したい先に設定をした携帯電話PHSを隠して置き、後は聞きたい時に電話をするだけです。音も光も発せずに目を覚ました携帯電話は盗聴を開始、部屋の物音会話は筒抜けになるのです。しかも、携帯電話が使えるところならどんなに離れていても聞けるのです。

このように盗聴と一口に言っても多種多様な方法があり、恐ろしいことにそれは日々進化して、私たちのプライバシーを虎視眈々と狙っているのです。

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